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2.はじめに−経営計画なくして企業の発展なし−
景気が上向いてきたとはいえ、法人の70%以上が赤字決算を強いられており、特に中小企業にとって依然として厳しい経営状態が続いております。 経営者の中には、時代の流れだから仕方がない、売上増はもう無理だと諦めている方もいる様です。 それでも借金があり、従業員がいる限りは、死ぬまで事業を続けなければならないのが現状です。
そんななかで、私達が出会った中小企業の社長さんのうち、自分の会社の業績、資金運用を数字で正しく把握し、また毎年度、経営計画をしっかり作成している社長さんが余りにも少ないことが分かりました。 驚くことに、多くの社長さんが、経営を数字でとらえていないばかりか、決算書も読まない・読めない、また、将来どうするかも計画していないのです。 そのような社長さんたちに理由を聞いてみた結果、「経営計画は作りたいのだけれど、作り方が分からない。 また、時間がないし難しいし面倒だから。」というのが実情だと分かりました。
そこで中小企業にいちばん身近であり、また、一個人事業者として経営者でもある私達が、皆様と同じ気持ちでもう一度「経営の原点」に戻ることにしました。 そして、そのような視点から、「経営指導」の考え方をまとめてみました。 「経営の3原則」なくして企業の存続はありません。事業の「繁栄発展」のためには、まず「成長を拡大」させ、次に「安定」させ、結果として「利益を上げる」ことが必要です。 そのために次の3つの原則を厳守しなければなりません。
売上高を増やすこと
売上原価を下げること
固定費用を下げること
即ち、利益を上げ続ける様な「事業の経営構造」を作り上げなければなりません。 「中小企業の経営計画」は、正にこれを実行するために必要な道具なのです。
さらに財務面で経営者の皆様に理解していただきたいことは、以下の3点です。
不況時の損益計算書の読み取り方…損益分岐点を求める
会社の顔である貸借対照表の使い方…過去の経営の結果をみる
財務分析表の意味すること…資金繰りは大丈夫か
最後に、本資料は経営者の方に財務面からみて、実践的かつ基礎的なノウハウをお伝えしたいという趣旨で作りました。 みなさまの経営の一助になれれば、幸いです。
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