法人決算・申告 Q & A 〜 決算から申告までの会社の経理の重要性
a−08. 「売上の入力」もスピードアップ

売上は経営の中心となりますので、処理の注意点と、入力を効率的に行う方法を教えて下さい。


@現金売上の場合
- イ.現金取引の場合には通帳とは異なり、どうしても売上の未計上が発生してしまう可能性が高くなります。
- ロ.現金で代金を受け取った場合には、必ずレシートを発行しその控えを会社で保存します。
- ハ.モレが出ないように、またそれを税務調査の時にきちんと説明できるように、領収書とその控えには連番をふるようにしましょう。
- ニ.最近は、タブレットで売上の入力ができるアプリを使っている会社もあります。
- ホ.アプリには売上入力しかできませんから、会計全般を入力できる会計ソフトが別に必要です。
- ヘ.売上処理したアプリから、会計へ自動的にデータ取込ができるように、導入当初から連動できるかどうかをよく確認して、相性の良い製品を選びましょう。
- ト.データ連動は自動で行えますが、間違って取り込んでしまうと、後で修正が膨大になりとても大変です。データ取込の前に、その仕訳が正しいか、必ず確認をするようにして下さい。
A売掛金が発生する場合
- イ.売掛となる取引は、後で現金を回収しますから、請求書の発行が必要なります。
- ロ.会計ソフトでは請求書の発行まではできませんから、エクセル等で請求書発行がこと足りる規模を超えてしまうと、別に売上を管理する販売ソフトが必要なります。
- ハ.売掛金の管理は会計ソフトでも行えますし、通常は販売ソフトでも行えます。
- ニ.代金の未回収が出ないようにするために、会計担当と販売担当を分けてそれぞれで確認をし、二重チェックをしている会社もあります。
- ホ.しかし、請求書の詳細は販売ソフトに入力をしていますので、売掛金の管理も販売ソフトで行った方が、ひとつのソフトで完結しますので、結果的には分かりやすく時間の短縮になります。
- ヘ.どうしても会計ソフトより販売ソフトの方が、仕様が難しいので、販売ソフトの仕組みに慣れるまで時間がかかります。使っていくうちに分かってきますので、安心して下さい。
- ト.会計ソフトだけでなく、販売ソフトにも詳しい会計事務所にサポートをお願いするのもひとつの手です。
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