法人決算・申告 Q & A 〜 決算から申告までの会社の経理の重要性
a−09. 「販売ソフト」からの仕訳も効率的に

売上、仕入、在庫に関しては弥生ソフトを使用しています。販売ソフトの内容を、効率的に会計ソフトに仕訳する方法を教えて下さい。


@売上の入力
- イ.月内の売上は販売ソフトで確認し、月末までの売上が確定したら、会計ソフトに売上を入力します。
- ロ.売掛金の場合には、販売ソフトから集計した1カ月の掛売上高を、会計ソフトへ仕訳していきます。
- ハ.現金売上の場合には、会計ソフトに直接入力する事になります。一般的に、販売ソフトでは現金の残高を入力することはないからです。
- ニ.弥生販売と弥生会計のように連動性が保たれている場合には、仕訳の転送と仕訳の取込機能を使って、自動的に仕訳を作成することもできます。
- ホ.最近はアプリやクラウドもより身近なものとなっています。タブレットやスマフォでアプリに日々の売上を入力して、その売上を、クラウドを使って会計ソフトに取り込む事もできます。
- ヘ.仕訳の転送や仕訳の取込の場合には、自動的に仕訳が出来ますので便利です。しかし、設定が間違っていると、会計ソフトでの修正が膨大になり非常に大変です。会計ソフトに取り込む前に、つまり販売ソフトからの転送やクラウドでの集計の時点で、間違いが無いかよく確認して下さい。
- ト.転送や取込の作業は、ソフトの知識だけでなく会計の知識も必要になります。最初のうちは、販売ソフトに詳しい会計事務所に処理を依頼し、ミスなく出来るように仕組みを整えてもらいましょう。
A仕入の入力
- イ.仕入の入力は、売上の入力と同じ考え方で出来ます。
- ロ.仕入と売上では取引が逆になりますので、仕訳を作る時に、借方と貸方に注意して下さい。
B在庫の入力
- イ.販売ソフトで在庫管理まで出来るようになっていると、仕入と売上の入力も合っていることになります。仕入と売上の入力が間違っていると、在庫も合わなくなるからです。
- ロ.在庫は月末に棚卸をして、毎月在庫データを合わせることが出来れば、きちんと在庫管理が出来ていて理想的です。毎月の試算表も信頼性の高いものとなります。
- ハ.決算申告の関係で、少なくとも年1回期末での在庫は、正確に把握する必要があります。
- ニ.在庫の入力は、販売ソフトで集計したものを、会計ソフトに仕訳作成することで完成します。
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