2022-12-13
令和3事務年度 法人税等の申告（課税）事績の概要

−申告所得金総額 前年比9兆3,489億円増加！

◆ この度、国税庁は、令和3事務年度における法人税、地方法人税、源泉徴収に係る所得税及び復興特別所得税の申告状況について公表しました（令和4年10月）。
　令和3年4月から令和4年3月までに終了した事業年度に係る申告について7月までに申告があったものが対象となっています。
　概要は次のとおりです。

１．法人税の申告事績の概要
（１）申告所得金総額は9兆3,489億円増加
　申告件数は306.5万件（前年比101.8％）で、申告所得金総額は79兆4,790億円（前年比113.3％）となり、共に2年連続の増加となっています。また、申告税総額は13兆9,232億円（前年比114.9％）と同じく増加し、過去最高となっています。

＜法人税の申告件数等の状況＞　※（　）内は前年比

	令和2事務年度	令和3事務年度
申告件数	301.0万件	306.5万件 （101.8％）
申告所得金額	70兆1,301億円	79兆4,790億円 （113.3％）
申告税額	12兆1,220億円	13兆9,232億円 （114.9％）

（２）黒字申告割合は0.7ポイント増加
　黒字申告割合は35.7％となっており、前年と比較し0.7ポイント増加しています。

＜黒字申告割合の状況＞　※（　）内は前年比

	令和2事務年度	令和3事務年度
申告件数	301.0万件	306.5万件 （101.8％）
黒字申告件数	105.3万件	109.3万件 （103.8％）
黒字申告割合	35.0％	35.7％ （0.7ポイント）

２．源泉所得税等の税額は1兆6,295億円の増加
　源泉所得税等の税額は約20兆6,919億円（前年比108.5％）で、前年と比較して1兆6，295億円増加しています。主な所得は、給与所得の税額が前年比5,517億円（104.9％）増加、配当所得の税額が前年比7，009億円（114.6％）増加しています。

＜源泉所得税等の税額の状況＞　※（　）内は前年比

	令和2事務年度	令和3事務年度
給与所得	11兆3,333億円	11兆8,850億円 （104.9％）
退職所得	2,642億円	2,760億円 （104.5％）
利子所得等	2,914億円	2,766億円 （94.9％）
配当所得	4兆8,043億円	5兆5,052億円 （114.6％）
特定口座内保管上場 株式等の譲渡所得等	5,420億円	8,150億円 （150.4％）
報酬料金等所得	1兆1,284億円	1兆1,767億円 （104.3％）
非居住者等所得	6,989億円	7,574億円 （108.4％）
【合計】	19兆624億円	20兆6,919億円 （108.5％）